取付管ライニング
施工のポイント
- 施工順序として、基本的には取付管更生の後、本管を更生し、本管・取付管一体化により、水密性を追求したシステムを採用。
Sカラー(ステンレスカラー)取付管更生材は取付管口が保護されるから、穿孔機による作業が確実にでき、本管と枝管の一体化ライニングにより、管口をパッキンライナーで止水して滲出水を完全にシャットアウトできる。 - 桝なし取付管も本管からライニングが可能。
- アフターライニングシステムで、本管ライニング後に取付管ライニングをしても一体化。
- 取付管更生において、「ます」等の施設がない場合でも、すべての更生作業を本管側から実施するシステムも開発され実施されています。
また、取付管の本管側から任意の長さの施工についても実施。 - 取付管更生技術の応用として、副管も本管と一体化施工が可能となっています。
- あらゆる管種(ヒューム管、陶管、鋼鉄管、鑄鉄管、塩ビ管)・管径に適用。
- 管径:100~200mm 板厚: 2.5~6.0mm
工法の概要
- 準備工
SGICP取付管ライニング材を管内作業用ロボットにセットし、本管内を移動させ、取付管開口部にSGICP取付管ライニング材の端部を押し付ける。
- 反転挿入
SGICP取付管ライニング材に流体圧(水圧または空気圧)を作用させ、取付管内に反転挿入。
- 温水注入・硬化
反転終了後、SGICP取付管ライニング材に空気圧を加圧し、内部に温水を注入してSGICP取付管内ライニング材を硬化させる。硬化後、SGICP取付管ライニング材と圧力バッグを切り離す。
- 仕上げ
ライニングした取付管内をTVカメラで検査、確認し、終了。
SGICP取付管用ライニング材
取付管ライニング材は両面をプラスチックフィルムで覆っているため浸入水やグリスのアタックをバリヤーし、ライニング材を硬化させ、品質の高い硬化物を得ることができます。そしてそのライニング材による一体化施工により、より高い水密性が得られるのです。 |